この記事はもともと2020年に「Sketchfabで50万点以上の3Dモデルが無料ダウンロードできるようになった」というニュースとして書いたものです。その後、状況が大きく変わったため、2026年現在の「無料3Dモデルはどこで手に入るのか」が分かるよう全面的に更新しました。
Sketchfabはどうなったのか(2020年→2026年)
結論からいうと、Sketchfabというサービス自体は存続していますが、役割が変わりました。
- 2021年にEpic Games(Unreal Engineの開発元)がSketchfabを買収しました。
- 2024年10月、Epicは3Dアセットの統合マーケットプレイス「Fab」(fab.com)を立ち上げ、Sketchfabのストア(販売)機能はFabへ移管されました。
- Sketchfab本体は、3Dモデルをブラウザ上で公開・共有・閲覧できるビューアプラットフォームとして継続しています。無料モデルのダウンロード機能も段階的にFab側へ移行する計画が公表されており、この部分は流動的なので、利用前に公式の最新アナウンスを確認するのが確実です。
当時の記事で紹介していた「モデルカード右上のダウンロードアイコン」はこちらです(2020年時点のスクリーンショット)。

The Cleveland Museum of ArtやDigital Life 3Dといった博物館・研究系のコミュニティメンバーが提供する高品質なスキャンモデルが無料で公開されていたのが、当時のSketchfabの衝撃でした。こうした文化財系の3Dモデルは現在も多くがCC(クリエイティブ・コモンズ)ライセンスで公開されています。

Fabとは
FabはEpic Gamesが運営する3Dアセットの統合マーケットプレイスで、旧Unreal Engineマーケットプレイス・Sketchfabストア・Quixel(Megascans)などが一つに統合されたものです。Unreal EngineやUnity、Blenderなどで使えるモデル・マテリアル・環境アセットが集約されており、無料アセットも多数配布されています。建築ビジュアライゼーション目線では、旧Quixel Megascans系の高品質なスキャン素材(地面・石・植栽など)が同じ場所で探せるようになったのが大きい変化です。
2026年時点の無料3Dモデル入手先
- Fab(fab.com) 無料アセットのコーナーがあり、期間限定の無料配布も行われています。Epicアカウントがあれば利用できます。
- Sketchfab CCライセンスの無料ダウンロード可能モデルが依然多数あります(前述の通りダウンロード機能の移行が予告されているため最新状況は要確認)。
- Poly Haven HDRI・テクスチャ・モデルをCC0(著作権表示不要)で配布している定番サイトで、商用の建築パースでも安心して使えます。
ライセンスの注意点
「無料でダウンロードできる」ことと「何に使ってもよい」ことは別物です。特にCC BY系のライセンスはクレジット(作者表記)が義務で、クライアントワークの成果物では表記方法に悩むことがあります。私は商用パースに使う素材は、CC0またはマーケットプレイスの標準ライセンスのものを優先し、CC BYのモデルはプレゼン内部資料など表記しやすい用途に限定しています。個々のモデルのライセンスは必ずダウンロード前に確認してください。
建築ビジュアライゼーション実務での使いどころ
ダウンロードモデルが最も活きるのは添景です。人物・植栽・家具・小物を自作するのは時間の無駄になりがちで、スキャン系の高品質モデルを配置するだけでパースやVRの説得力が一段上がります。一方で、当時の記事にも書いた注意点は今も変わりません ― スキャン系モデルはポリゴン数・テクスチャのデータ量が非常に大きいため、多用するとシーンが重くなります。主役ではない添景には軽量版(デシメート済み)を選ぶのがコツです。
ダウンロードしたモデルの活用先としては、当サイトのSketchUpモデルをUnreal Engineに読み込む方法やTwinmotionの不具合解決の記事もあわせてどうぞ。
まとめ
この記事は筆者が調査、体験、そしてそれを忘備録として記録したものです。修正が必要な場合はご連絡いただけますととても助けになります。また役立つ情報がありましたら是非教えてください。今後ともKOKONATSをよろしくお願いいたします!



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