労働者人口2人に1人は外国人と言われているマレーシア。国の経済は大きく外国人に依存しています。他の多くの国で外国人排除政策がとられている中この国は外国人労働者を大量に受け入れなければ国が存続しない特殊な国です。
そのような外国人労働者はどのような待遇で働いているのでしょうか。
実際に聞いてみました。
マレーシアの中で最もなくてはならない職種の一つ、
セキュリティーガード。
わたしたち日本人もマレーシアに来れば必ずお世話になる職種の人たちです。
この人たちなくしては平穏な生活はまず送れないでしょう。
この人たちの国籍はほぼ90%ネパール人です。
しかも移民して家族を帯同してきた人たちはほとんどいません。すべて単身で移動してきた人たちです。
つまりマレーシア国内にいるネパール人はほぼ男性ということになります。
その人たちの待遇、
月給RM 2,000(約5万円)。
日給でも週給でもありません。月給です。
その中からネパールにいる家族に仕送りもしています。
労働時間
は一日12時間の2交代制です。
恵まれたセキュリティーガードの人たちは建物の下などの日陰で働くことができますが、そうでない人たち、つまり灼熱の日光を遮るもののほとんどない場所やパラソルの下で働かなければいけない人たちも多いです。
また家もない人たちも多く、セキュリティボックスと呼ばれる場所で寝泊まりしています。
それでも近隣のインドネシアなどよりも好待遇らしく多くの人が出稼ぎに訪れています。
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