マレーシアの国産自動車メーカーはPeroduaとProtonの2社です。共に国内メーカーであるため、部品調達や修理費用が輸入車に比べて安く済むというメリットがあります。Protonは古くは日本の三菱自動車と提携していた会社で、マレー系マレーシア人からの支持が厚い印象があります。本来はセダン型が主力でしたが、近年はコンパクトカー分野にも進出しています。一方Peroduaは日本のダイハツ自動車と提携しており、中華系マレーシア人にも広く支持されています。本来はコンパクトカーが主戦力でしたが、こちらも近年セダン型に進出しています。
🚗 2026年時点の最安クラス比較
| 車種 | 価格帯(RM) | 特徴 |
|---|---|---|
| Perodua Axia(現行モデル) | 38,600〜49,500 | G/X/SE/AVの4グレード。マレーシアで最も売れているコンパクトカーのひとつ |
| Perodua Axia E(旧世代残存モデル) | 約22,000 | 2017年型の外装・5速マニュアル。マレーシアで購入できる新車として最安クラス |
| Proton Saga | 38,990〜49,990 | セダン型。大きめのトランクとハイウェイでの安定感が売り |
2026年時点でも、Peroduaの最安クラスの新車といえばコンパクトカーのAXIAであることに変わりはありません。現行モデルは装備をグレードごとに選べるようになっており、以前のような「一番安いマニュアル車にはカーオーディオすら付いていない」という状況からは改善が進んでいます。とはいえ、装備を絞り込んだベースグレードを選べば、依然として価格を大きく抑えられるのはこのクラスの魅力です。納車待ち期間は発売時期やモデルチェンジのタイミングによって変動するため、購入を検討する際はディーラーに最新の納期を確認するのが確実です。
🚗 PeroduaとProton、どちらを選ぶべきか
個人的な印象としては、Protonはデザイン面での評価が高い一方、初期不良や故障の噂を耳にすることも比較的多く感じます。Peroduaはダイハツとの技術提携もあり、Protonと比較すると壊れにくいという評価をよく聞きます。もちろん個体差や整備状況にもよるため一概には言えませんが、迷ったときの参考にはなるはずです。実際に検討する際は、可能であればディーラーだけでなく、既にその車種を所有している知人やオーナーズコミュニティの口コミも合わせて確認すると、カタログスペックだけでは分からない実際の使用感がつかめます。マレーシアでの生活の足として自動車は欠かせない存在だからこそ、価格・維持費・信頼性のバランスを自分なりに見極めておきたいところです。特に初めてマレーシアで車を所有する方は、購入前にディーラーで試乗し、実際のハンドリングや車内の広さを体感してから決めることをおすすめします。焦って即決せず、複数のディーラーを回って条件を比較する余裕を持つのも、納得のいく1台に出会うためのコツです。マレーシア生活の快適さは移動手段の選択にかかっている部分も大きいので、じっくり比較して選びましょう。マレーシアで長く暮らす予定がある方にとって、国産車は修理・部品調達のコストの低さという点で依然として有力な選択肢であり続けています。
🚗 車両価格以外にかかる費用も忘れずに
新車購入時は車両本体価格だけでなく、道路税(road tax)・保険(第三者賠償保険は義務、任意の車両保険も一般的)・ナンバープレート代・ローンを組む場合は頭金や金利負担も見込んでおく必要があります。エンジン排気量が小さいコンパクトカーほど道路税は安く抑えられる傾向にあり、この点でもAxiaやSagaのような小排気量モデルは維持費の面でメリットがあります。またPeroduaは近年、電動化にも力を入れ始めており、今後は低価格帯にもハイブリッド・EVモデルが登場してくる可能性があります。マレーシアで長期的に車を持つ予定であれば、初期費用だけでなく、こうした将来的な選択肢の広がりも視野に入れておくとよいでしょう。
ちなみにコンパクトカー市場でAxiaと並んで長年高い人気を誇ってきたのが、Peroduaのもうひとつの主力モデルMyviです。Myviについては別記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。




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