マレーシア各地を観光するにあたりレンタカーを借りる機会が多くなることは間違いありません。レンタカーがあれば自分のペースで観光することが出来ます。好きな時間に好きな人と会うこともできるのです。
日本でもレンタカーを借りるに際して保険の説明をしっかりと理解しておく必要があります。
マレーシアでは「より一層」その確認を怠らないようにしましょう。
言語が分からないからと言われるままにというのは非常に危険です。
何かが起きてから業者から請求がきてからでは遅いのです。
マレーシアには不法でライセンスなしでレンタカーを貸し出している業者も多く存在している為,保険制度を利用しかつ安全ネットとしてその書面を持っておくことは自分の保護にもなります。
そんなあなたの為に,本日はレンタカー会社にて共通で使われている保険用語についてご説明したいと思います。ご参考になれば幸いです。
Excess Liability
Excess Liabilityとは,追加保険(C.D.W)を利用しない場合に保険者に請求される最大支払い額で,ドライバーが負担しなくてはならない免責金額になります。事故があなたの非であってもそうでなくても支払う義務が発生します。店側は通常車両の修理には車両保険を利用し,休業補償としてこちらの金額を利用します。
例えば,
Excess Liabilityの補償金額が2000MYRだとします。あなたがレンタカー契約期間中に事故を起こしてしまい,車の修理が発生したとします。あなたが負担しなくてはいけない金額は最大2000MYRのみということになります。レンタカー業者によって異なるとは思いますが,比較的軽い事故の場合は交渉により割り引かれます。
CDW
このCDWはCollision Damage Waiverの略になります。簡単にご説明するとこの保険は上記でご説明した最大免責金額をディスカウントする制度になります。
多くのレンタカー業者は1日当たりのCDWの購入額を決めており,レンタカーを借りる際に「購入したい」旨をレンタカー業者に申告する必要があります。 相場は10-30MYR/日といったところでしょうか。レンタカーを借りる金額に比べて割合が大きく感じるかもしれません。
ただしこの保険は購入する意義があります。
何せ,何か事故を起こしてしまった場合にこのCDW保険によって支払い額のディスカウントが受けられるのです。
上記で述べた「事故があなたの非であってもそうでなくても支払う義務が発生する」ということを考えてみてください。東南アジアはひどい運転をする人がたくさんいるので購入することがおすすめであるのは言うまでもありません。
Non Waiverable excess Liability
Non Waiverable excess Liabilityで提示される金額は上記で述べたCDWを購入した方に限られます。CDWの取得した優遇制度と言えるでしょう。
CDWを購入されていない方は最初にご紹介したExcess Liabilityの欄をご参照ください。
通常,Excess Liabilityとの金額差は0が一桁違います。先日クチン旅行で借りたレンタカーを例にとればExcess Liabilityが2000MYRに対しNon Waiverable excess Liabilityは500MYRのみでした。
事故を起こしてしまった場合の運転手の最大免責金額は500MYRということになります。
この保険は多くの人で積み上げたCDWを店側の休業補償に充てるというとても合理的なシステムですね。
是非次にレンタカーを借りるときには参考になさってくださいね。
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