Touch ‘n Go(TnG)は、マレーシアの高速道路・公共交通機関(バス・電車)・駐車場などで広く使われる決済手段です。2018年頃までは物理カードが主流でしたが、2026年現在はスマホアプリ「TnG eWallet」とRFID(ウインドスクリーン貼付タグ)が中心の仕組みに大きく進化しています。ここでは最新の使い方を整理します。
2026年現在の主な選択肢
① TnG eWallet(スマホアプリ)
現在最も広く使われているのがTnG eWalletアプリです。850以上の料金所で利用可能で、高速道路の料金支払いだけでなく、駐車場、公共交通、コンビニ・小売店での決済(QRコード払い)まで幅広くカバーしています。銀行送金・FPX・クレジットカードからのトップアップに対応していますが、2026年5月13日以降、デビットカードによるオートリロード・クイック決済機能は廃止されており、手動でのデビットカード入金のみ引き続き利用可能な点に注意が必要です。
② Touch ‘n Go RFID(ウインドスクリーム貼付タグ)
政府が推進する「バリアフリー・トーリング(Barrier-Free Tolling、BFT)」政策のもと、南北高速道路(PLUS)をはじめ多くの高速道路でRFID専用レーンの導入が急速に進んでいます。車のフロントガラスにRFIDタグを貼り付け、TnG eWalletとリンクさせることで、料金所で停止することなく通過できる仕組みです。今後は物理カードのタッチ式レーンよりも、このRFIDレーンが主流になっていく見通しです。
③ 従来型の物理カード
従来型のTouch ‘n Goカードも引き続き流通しており、ガソリンスタンド・コンビニ(7-Eleven等)・一部ATMでの購入・チャージが可能です。ただし新規に導入するなら、利便性の高いeWallet+RFIDの組み合わせをおすすめします。
入手方法・登録
TnG eWalletアプリはApp Store・Google Playからダウンロードでき、マレーシアの電話番号があればすぐに登録・利用開始できます。RFIDタグは公式サイト(touchngo.com.my)やTnG取扱店、一部の陸運局(JPJ)拠点などで申し込み・貼付が可能です。物理カードの場合は、ガソリンスタンド・コンビニ・TESCO/Lotus’sなどのサービスカウンターで即日購入できます。
チャージ(Top up)方法
アプリの場合はオンラインバンキング・FPX・クレジットカードから即座にチャージ可能です。物理カードの場合は、Touch ‘n Go Reload対応店舗・ATM・ガソリンスタンドで現金チャージができます。店員に「Top up please. RM200.」のように伝えれば対応してもらえます。
PayDirect機能で駐車場もキャッシュレスに
PayDirect機能を使えば、TnGカードをeWalletにリンクさせることで、対応駐車場での支払いを自動引き落としにでき、いちいち現金でチャージする手間が省けます。マレーシア国民のIC(身分証明書)にもTouch ‘n Go機能が搭載されていますが、実際にはあまり活用されていないのが実情のようです。
移住・駐在したばかりの方へのアドバイス
マレーシアに来たばかりの方は、まずTnG eWalletアプリをスマホにインストールし、現地の電話番号で登録することをおすすめします。高速道路を頻繁に利用する予定がある方は、あわせてRFIDタグの導入も検討すると、料金所での渋滞ストレスが大幅に減ります。物理カードは今でも使えますが、紛失・破損のリスクや残高確認のしづらさを考えると、長期滞在する方にとってはアプリ主体の運用に早めに切り替えるメリットが大きいでしょう。



コメント