Shutterstockが大手CGマーケットプレイス運営会社、TurboSquidを買収することを発表しました。
TurboSquidを買収することで、Shutterstockは「世界最大の3Dマーケットプレイス」になると主張しています。
TurboSquidとは
TurboSquidは、2000年に立ち上げられたアメリカ企業で、各3DCG作成者が3Dモデルを販売できるプラットフォームを提供しています。サイトにアップされている総モデル数は100万以上で、多くの無料アセットも提供されています。
ゲーム開発者、メディア関係者、建築家、広告代理店などをターゲットにしたモデルが充実しています。
Shutterstockのねらい
これによりShutterstockは、3Dコンテンツを提供していない競合のGetty Imagesへ競争力を強化することができます。
またShutterstockは今後より多くの産業分野でCGが写真に取って代わるという予想をしています。今回現在の写真分野から、拡大が進む3DCGマーケットに乗り込む方針のようです。すでにイケアなどの企業は2014年よりカタログの75%をCGで制作し、CG画像を実際に取った写真のように載せています。
今後予想される動き
コンピューターで設計された製品の多くは、設計・製造の際すでに3Dで設計されているので、あとはテクスチャリング・レンダリングするだけで実際の商品を製作することなく3DCGイメージを完成することができます。
さらに、バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実(AR)のようなものの出現により、3Dモデルは従来の写真やビデオよりも拡張性の高いものとなっています。今後このように3DCG導入企業が増えてくると予想されています。
まとめ
写真をメインに取り扱っていた大手企業Shutterstockがこのような舵を切ったのは少し驚きです。
現在カメラマンがメインでしている仕事は徐々に3DCGがとって変わる、または3DCGの制作の一端をカメラマンが担う時代も近いかもしれません。
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