外国人がマレーシア不動産を購入する際の最低物件価格

マレーシアでは外国人が購入できる物件の価格に制限を設けています。2014年にその限度額が改正され値上げとなりました。

 

 

外国人が購入できる最低物件価格

日本人を含む外国人が購入できる物件の価格は各行政地区により決定されています。

詳細は以下のリストをご覧ください。

行政区分 購入可能不動産最低価格(RM) 購入可能不動産最低価格概算(円) 備考
Kuala Lumpur 1,000,000 26,000,000
Penang 本土側 1,000,000 26,000,000
島側 2,000,000 52,000,000
Perak 1,000,000 26,000,000
Perlis 500,000 13,000,000
Malacca Strata title(区分所有) 500,000 13,000,000
土地付き物件 1,000,000 26,000,000
Kedah 600,000 15,600,000
Langkawi 1,000,000 26,000,000
Terengganu 1,000,000 26,000,000
Labuan 1,000,000 26,000,000
Putrajaya 1,000,000 26,000,000
Kelantan 1,000,000 26,000,000
Negeri Sembilan 1,000,000 26,000,000
Pahang 1,000,000 26,000,000
Sabah 1,000,000 26,000,000
Sarawak 500,000 13,000,000
Selangor Zone 1 2,000,000 52,000,000 Petaling, Gombak, Hulu Langat, Sepang, Klang
Zone 2 2,000,000 52,000,000 Kuala Selangor, Kuala Langat
Zone 3 1,000,000 26,000,000 Hulu Selangor, Sabak Bernam

クアラルンプールに隣接しているSelangor州ではクアラルンプールより高い値段が設定されています。ただしこの法律は以下のような例外事例もあります。

 

 

例外事例

例外として

  1. 駐在として政府機関に所属している外国人
  2. 駐在として政府系でない非営利団体に所属しており給与がRM8,000以上の外国人
  3. 赤いIDであるマレーシア永住権を所持している外国人(2018/1/16訂正)

はこの限りではなく、RM250,000の物件をクアラルンプール、ジョホールバル、ペナン以外で購入することができます。ただしMalay Reserve エリアの物件やBumiに割り当てられた物件は購入することができません。

Malay Reserve やBumiについては以下の記事をご参照ください。

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また州によって規制に細かな例外をつけることができます。例としてジョホール州イスカンダル計画区域の中では外国人の物件規制が適用されないエリアも存在しています。

 

 

ローンについて

外国人でもマレーシアでローンを組むことが可能です。MM2H保持者は上限80%まで、その他の外国人は上限70%までローンを組むことができます。

 

 

まとめ

マレーシアの不動産購入のシステムは東南アジアの他の諸国と比べてわかりやすいものとなっています。

ただしこの外国人が購入できる物件の最低価格は2014年に改正があったように今後も見直される可能性のあるものなので、今後外国人を対象に販売を行う予定のある方は注意してください。

 

コメント

  1. kawaka より:

    質問です、PR保持者(赤いIDカードもち)は、例外で、物件の最低物件価格がないって本当ですか?あるっていわれたのですが。

  2. kokonats より:

    確認が遅くなってしまい申し訳ありません。
    不動産契約を多く取り扱っている弁護士の方に確認させていただきました。
    PR保持者は外国人扱いとなり最低物件価格が適用されるようです。
    記事を訂正させていただきました。ご指摘いただきありがとうございます。