配水管が詰まった。電気が付かない。ペンキを塗ってほしい。リノベーションを行いたいけどどのくらいかかるのか知りたい。
そんなとき良いサイトがあります。マレーシアでは一般的に使われていますけど知っていますか?
Kaodimって知ってる?
タクシーなどに掲載された広告などを見たことがあるかもしれません。地元の人たちの間でもいよいよ一般的に使用されるようになってきています。
Kaodimとは
現在マレーシア、フィリピン、シンガポール、インドネシアで展開しているこの会社は、元々マレーシア人の二人の弁護士によって設立された会社です。
マレーシアではよい施工業者を見つけるのが難しいことがあります。長い間その地域にいて、いろいろな人とのコネクションがあればよいのですが、地方からクアラルンプールに出稼ぎに来るマレーシア人や外国人はそのようなコネクションはなかなかありません。そこに目を付けたのがこのKaodimのサービスです。
地元のサービス提供会社がこのオンラインシステムに登録して客を得るという形式をとっています。
提供サービス
- エアコン関連サービス(エアコン設置・エアコンクリーニング)
- ハウスクリーニング
- 引っ越し
- 電気配線工事
- 配管工事
- ペストコントロール
- リノベーション
- インテリアデザイン
- 配送
- パソコン修理
- ガーデニング
- CCTV等セキュリティシステム導入
などを行っています。お気づきの通りリノベーション、修理補修分野に強いことがわかります。
使用方法
例としてMont Kiaraのコンドミニアムでエアコンサービスを受けたい例を紹介します。
まずはサイトにアクセスして受けたいサービスと場所を記入します。
エアコン台数を入力してください。概算費用がでます。
物件概要を入力します。コンドミニアムの場合はHighriseです。
サービスを受けたい時間帯を選択します。
日付を指定します。
連絡先を入力して決定すると業者が連絡してきます。
登録したメールに概算が送られてくるのでそれでよい場合はメールフォームの予約を選択してください。
エアコンサービスは1社の見積もりですが、サービスによっては5社の相見積もりも受けることができます。過去のレビューや実績もここで確認できます。
支払いは業者の作業が終わってから業者に直接支払います。
Kaodimはどこで利益を出しているの?
登録を希望する業者は登録時にRM3~20ほどを登録費としてKaodim側に支払います。サービス利用者から料金を請求することは行われていません。
というわけで実際に何度か使用してみました。結果、使用時に幾つか注意しなければならない点に気づきました。
Kaodim使用時の注意点
Kaodimでは過去の事例からお客さんがどのようなレビューを残しているかを見ることができます。
相見積を出すときは業者を一度に呼ばない
マレーシア人は相見積もりを出されることを極端に嫌います。現場に行って、料金を算出し、金額をさらけ出さなければいけないその労力を無駄と考えるのです。
特に一見さんに対してはその傾向は顕著です。
相見積もりを出すときは他の業者にも頼んでいることを絶対に言わないようにしましょう。真剣にその業者を吟味していることをアピールしてください。
さらにいつ見積もりが来るかをその場で確認することもお忘れなく。できればその場で工事の概算費用を聞いておきましょう。内訳を聞く質問もしておくとベストです。
しゃべると意外にペラペラ教えてくれる場合もあったり、ぼろが出てくる場合もあります。
極端に安い業者はそれなりのリスクがあるので知ったうえで使用する
よくあるのは
- 新規参入会社である場合
- 管理者の経験があまりない場合
- 労働者の経験があまりない場合
- 材料費を抑えている場合
などです。あえて安い会社を利用する場合は、上記のどの理由で値段が安いかを必ず押さえて対策を練っておきましょう。もちろんリスクは承知しておいてください。
料金は全額は絶対に最後まで支払わない。
非常に重要です。お金を受け取ったとたんに対応が急変する会社が多くあります。工事完了後、適切に工事が行われたことが確認できるまで最後の振り込みは行わないでください。
よくある支払いは次のような流れです。
- 頭金支払い(全体の30%ほど)
- 中間工事費支払い(全体の50%ほど)
- 最終動作確認
- 支払い(全体の20%ほど)
常に途中で放棄される危険性を認識しつつ確認していくのが欠かせません。段階的にお金を支払うのは、今使用している業者が逃げた時、次の業者に依頼できるようにお金を残しておくといった意味合いもあります。
もちろんRM100程度の小さな工事はこの限りではありません。工事終了・動作確認後支払います。
ちなみにサービスを提供する側にもなれます。
Kaodimでサービスを提供する側になりたい場合は、マレーシアで会社登録を行っている必要があります。登録時には
- 会社概要
- 責任者
- 電話番号
- 住所
- 提供することのできるサービス
が求められます。
まとめ
似たサービス提供会社にService Heroという会社もあります。どちらがよいのかは両方使用して比べてみるとよいと思います。
長いお付き合いのできる良い業者に巡り合えるかもしれません。
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