★はじめにお読みください(重要)
この記事に書かれている手続きの流れ・必要書類・年齢や出席率などの条件は、執筆当時に確認した内容であり、現在の制度とは異なっている可能性が高いものです。マレーシアの学生ビザ(Student Pass)の要件は、EMGS(Education Malaysia Global Services)およびマレーシア入国管理局の方針変更によって度々改定されています。実際に申請される際は、必ず下記の公式窓口と、進学先の学校の案内で最新の要件をご確認ください。この記事は「おおまかな流れをつかむための参考情報」としてお読みください。
公式の一次情報(2026年8月時点でアクセス可能)
・EMGS 公式ポータル(留学生のビザ申請はすべてここを経由します)
・EMGS 必要書類の案内
・EMGS 申請状況の確認ページ
・マレーシア入国管理局 Student Pass 案内
学生ビザ概要
学生ビザは、原則として6か月以上のコースに在籍する場合に発給されるとされています。
在学中のアルバイトについては、7日以上の祝日期間や学校の休校期間中に、週20時間までのパートタイム就労が認められる場合があるという運用が案内されてきました。学校を通しての申請が必要で、就労できる職種にも制限があります。ただし就労可否の条件は変更されている可能性があるため、実際にアルバイトを検討する場合は必ず学校とEMGSに確認してください。
学生ビザ申請の要件(執筆当時の情報)
語学学校で学生ビザの発給を受ける場合、対象年齢は原則18歳〜35歳程度とされていました(それ以上の年齢でも、日本の会社などからのスポンサーレター等があれば認められる場合があるとのことでした)。
また、学生ビザの発給を受けた学生には出席率の要件が課され、最低でも授業の80%程度に出席する必要があるとされていました。違反した学校には罰金が科されるため、学校側も出席率が満たない生徒に対してはビザを取り上げるなどの措置をとっています。
年齢制限・出席率の基準はいずれも学校種別や時期によって異なり、現在の基準は未確認です。進学先の学校に直接ご確認ください。
学生ビザ申請の流れ
1. 健康診断を受ける
健康診断書はEMGSによってフォーマットが定められています。書式は改定されることがあるため、EMGS公式の必要書類ページから最新版を取得してください。記入にあたっての一般的な注意点は以下の通りです。
- 言語は英語
- すべて楷書大文字で記入
- Section1は申請者が、Section2・3・4は担当する医師が記入
- マレーシア到着日から遡って一定期間内(執筆当時は90日以内)の結果である必要あり
- すべてのオリジナルの診断結果を添付
- 胸部レントゲン写真かデータは、申請者の名前(英語)と日付が入っており、一定期間内(執筆当時は6か月以内)に撮られたものであること
日本で健康診断を受ける場合は特に病院の指定はありませんでしたが(海外用健康診断(英文診断書)・予防接種の注意点も参照)、マレーシアで受ける場合はEMGSで定められた指定機関で受診する必要があります。
2. 必要書類を進学する学校に送付
郵送かメール添付かは学校によって異なります。
- 背景が白のパスポートサイズ写真(35mm×45mm)
- パスポート全ページのコピー ※有効期限1年以上のもの
- 最終学歴証明書、成績証明書
- 健康診断書
- 学校からのオファーレター
あわせて、学校指定口座へビザ申請代金等を払い込みます。
3. EMGSで申請状況をチェック
申請後は、EMGSの申請状況確認ページで進捗を追跡できます。許可が下りるまでの期間は、執筆当時はおおよそ1〜2か月といわれ、実際には1か月ほどで下りるケースもありました。現在の所要期間は申請数や時期によって変動するため、余裕を持ったスケジュールを組んでください。
4. 許可が下りたらマレーシア大使館でシングルエントリービザを取得
執筆当時は、2016年の制度変更により、新規にビザの発給を受ける者はマレーシア国外で一度シングルエントリービザを取得してから入国する必要がある、という運用でした。この点は現在変更されている可能性があるため、必ず学校またはEMGSに確認してください。
必要書類(執筆当時)
- 学校からのオファーレター
- マレーシアイミグレーションから大使館あての手紙
- マレーシアイミグレーションからの入学許可証
- 航空券チケットのコピー
- パスポート
- 申請書(大使館内でもらうことが可能)
- パスポートサイズの写真2枚(35mm×45mm)
発給には2〜3日かかるといわれていますが、翌日に受け取れることが多いようです。
マレーシア大使館(東京)
5. マレーシアの空港で学校担当者に迎えに来てもらう
イミグレーションを抜けるには学校担当者の迎えが必要とされていました。事前に学校側へ、到着空港・便名・到着予定日と時刻を伝えて手配してもらいます。
ここでも航空券が必要です。飛行機を降りても決して捨てないでください。
6. 到着後、指定の病院で健康診断を受けて発給を待つ
マレーシア入国後、一定期間内(現在は到着後7日以内が目安とされています)に指定医療機関で健康診断を受ける必要があります。指定医療機関の一覧および現在の期限は、EMGS公式ポータルでご確認ください。
まとめ
マレーシアの学生ビザは、「学校のオファーレター → EMGS経由での申請 → 健康診断 → 入国前のビザ取得 → 入国後の健康診断」という流れが基本の骨格です。この大枠は大きくは変わっていないものの、必要書類・期限・年齢や就労の条件といった細部は改定され続けています。
申請の実務にあたっては、この記事の流れを参考にしつつ、必ずEMGS公式ポータルと進学先の学校の案内で最新の要件を確認するのが鉄則です。



コメント