皆さん,こんにちは。Kokonatsです。
皆さんはマレーシアで一番大きなオンラインショップはどこだかご存じでしょうか?
実は全世界でいまブイブイ言わせている企業Amazon社ではないんです。
LAZADAという会社になります。日本に居住されている方やマレーシアへの渡航が浅い方は初めて聞く方も多いかもしれません。
LAZADAの歴史
LAZADAの歴史は比較的浅く,2011年にシンガポールで起業しました。LAZADAの最初の経営陣はとても勇気がある人達のようで,Amazonが東南アジアに進出を図る前に先行してオンライン界のシェア拡大を図りAmazonが進出できる望みを絶つことを目標としてきました。
現在はシンガポールのみならずマレーシア,インドネシア,タイ,フィリピン,タイ,ベトナムに進出しており別名「東南アジアのAmazon」と呼ばれています。
ただし新規事業はそんなに簡単ではないのも事実で,売上高は167億円を記録しているのにも関わらず165億もの赤字も計上しているようです。しかし度重なる資金調達を成功させ,シンガポール政府系ファンドによる資金援助によってアジア圏での大企業に成長してきたのがこのLAZADA社です。
そんな折,アリババという中国オンライン王手がLAZADAを傘下に入れるというニュースが今年始めに流れました。
東南アジアは人口が6.2億人以上とも言われており,世界の強者Amazonが指を咥えてLAZADAの発展を傍観しているとは考えられない状況です。今後は中国を起点とするアリババ傘下のLAZADAとAmazonがどのように駆け引きを繰り広げていくのかが注目ですね。
Lazadaの強み
私筆者は日本居住時代にAmazonを多く利用していました。理由としては価格メリットが多きいのと,わざわざ店舗に買いに行かなくて済む為の時間節約という2点です。
Lazadaに関してですが,正直品ぞろえに関してはAmazonに劣らない勢いがあります。価格に関してもとても安価です。
とりわけMade in Chinaの品がとても強いです。中国から直送して送られてくる品も多く見受けられます。携帯のアクセサリーや生活雑貨,細かな小物は買う価値があります。
送料に関しても無料が多く,掛かったとしても5RM(150円)から15RM(450円)程ととてもリーズナブルです。
Lazadaの今後の課題
Amazonと比較して商品レビューの少なさが目立ちます。どの商品が人気商品で,その商品が実際に消費者を満足させているかどうかは実際に買ってみないと分かりません。
私は出くわしたことはありませんが,欠陥商品が送られてきたとか,商品イメージと実際の品物が大幅に違ったといったことも多いようです。
またもっと重大な欠陥としては人を騙す目的で商品を出品している人も少なくないとのことです。
ローカルの友人は昨年の5月に「ネイルセット」をLazadaで購入しました。結構お高い商品だったようです。しかし,箱のふたを実際に開けてみると入っていたのはネイルテープだったとのこと。。。この商品は数円で手に入るもののようです。
Lazadaの対策
上記の騙された友人はLazadaへ通報して無事返金してもらうことができました。Lazadaとしては全ての商品はオリジナルであること,消費期限から6か月の猶予があること,凹みや汚れ,傷や故障がないことを保証しており,それを満たさない商品に関しては無条件で交換手続きを受け入れています。
Lazadaは消費者の信頼を得る為に返品できるサービスを充実させている訳です。
例えば上記のバックの商品欄には「7days easy return」との表記があります。こちらは到着後7日間は返金してもらえるというものです。返送の為の郵便受付日が7日後以内でなければなりません。
他の商品はこのようなポリシーです。
商品説明欄記載 | 気分が変わった為に返品 | 返品可能日数 |
7days easy return | × | 14日 |
14days easy return | 〇 | 7日 |
This item is non refundable | × | 輸送日のみ |
驚くことに気分が変わったとのことが返品理由となる商品も実在しているようです!
商品返品の方法
Lazadaへの返品の方法は以下の方法で行うことができます。
①下記へログインしてください。
②「My Order」のページへ行き,#から始まっているオーダー番号をクリックします。
③ページ内に「Return」と書かれている場所をクリックします。
④返品理由など,必要事項を書き込みます。
⑤オンラインフォームを送付すると自動で返送用のラベルが発行されますので印刷を行います。
⑥商品を箱に入れ,⑤のラベルを貼ります。
⑦商品をPos-Laju等の配送業者を使って送り返します。
⑧商品がLazadaに到着次第,料金は返金されます。
「発送先住所」を間違えて入力してしまった場合の対処方法
先日,ローカルの友人が犯してしまった間違えです。
本来は現在の自宅住所を「発送先」として登録すべき所を,以前の住所を「発送先」としてしまったようです。
Lazadaに問い合わせた所,購入すぐには発送先の住所訂正はかけられないということです。商品のステータスか「Shipped」になって初めてLazadaとして住所変更の手続きを受け付けるとのことです。
「Shipped」になった後,「Delivered」になる前に住所変更をする必要性があります。
東南アジアらしい訳の分からないシステムですよね。消費者に1時間ごとに商品発送のステータスを確認しろということなのでしょうか??(笑)
上手くLazadaを利用すればとても便利な買い物をすることができます。特にクアラルンプール以外に住んでいる人は買い物の為にわざわざ町に出かける必要がなくなるために大きな時間節約になりますよね。
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