【マレーシア】Touch’n Goはスマート・タグ(Smart Tag)販売の中止を発表ー新システムRFIDへ

皆さん、こんにちは。Kokonatsです。

皆さんマレーシアの首都クアラルンプールに居住されておられる方は高速道路がどれだけ必要不可欠なのかご存知かもしれません。少しだけ遠出するだけでも一般道だけに頼って辿り着くことはほぼ不可能です。

高速道路を通勤で利用されている方、通学で車を利用されている方であれば、「SMART TAG」と聞くとピンとくるのではないでしょうか?

SMART TAGとは、Touch’n Goという電子決済カード(日本でいうとSuika)を入れて、高速のETCレーンで使用するデバイスのことです。車内でデバイスを窓際に持ち上げるだけで精算を完了することができるため、車をストップさせることなくスムーズに目的地へと向かうことが出来ます。窓を開ける必要もないため暑い外気や虫が入ってこないというメリットもあります。
長らく私もSMART TAGを使用していましたが、実はTouch’n Goレーンを使う方が早い時もしばしばありました。デバイスと受信機に相性もあるようで、受信できないレーンはいつも弾かれてしまい後続の車に迷惑をかけ続けていました。また、残高をしっかりモニターしておかないと残高が足りずにゲートが開かないというハプニングもありました。

そんなこともあってか、SMART TAGが2018年8月8日を最後に廃版になることが決定し関連機関から発表されています。

 

 

ではどのようなシステムに変更されてゆくのでしょうか?

報道によれば2019年の1月から本格的に

RFID

というシステムに変更になるようです。

sorce; BERUANG VIRAL.COM

このシステムは日本のETCのように、前の窓に発信機付きのステッカーを張り、各料金所の受信機で読み取り精算する方式となります。電波受信方式はアメリカで採用されているものと同じもののようです。受信機は27mも手前から電波を受信し、受信速度はたった0.01秒ということ、驚きの新技術ですね。

発信機はクレジットカードとリンクしており、残高やトップアップもオンラインで出来るようになります。

 

今後、残高がなくてラインに止まっている車や、受信機と発信機の相性の悪さで車を止めなくてはならない事態が回避できそうですね。

RFIDがどれだけスムーズな高速道路精算システムに貢献してゆくのか今後とても楽しみです。

 

出来れば、マレーシア政府が無償でデバイスを供給してくれれば+αで嬉しいのですが。。。

マレーシアが着実に先進国への仲間入りをしようとしているのをヒシヒシと感じる今日この頃です。古いシステムで、止まった車を許しあうマレーシア人を見るのは心が温まる思いをしたのですが。。。古き良きマレーシアが失われてしまわないだろうかという気持ちにもなってしまいます。

 

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