【2020年当時の記録】楽天モバイルを使ってみたレビュー|1年無料キャンペーン終了後の今は

★この記事は2020年時点の利用記録です

当時の目玉だった「1年間無料」キャンペーンは2021年4月7日に申込受付が終了しています。料金プラン・端末キャンペーン・サポート体制はいずれもその後大きく変わっているため、この記事の内容をそのまま現在の判断材料にはしないでください。以下は「サービス開始初期はこうだった」という記録としてお読みいただき、最新の条件は楽天モバイル公式サイトでご確認ください。

2026年時点の料金プラン(参考)

現在は「Rakuten最強プラン」というデータ使用量に応じた3段階制が基本になっています。

データ使用量 月額(税込)
〜3GB 1,078円
〜20GB 2,178円
20GB超(無制限) 3,278円

使った分だけ自動で適用される段階制のため、月によって通信量に波がある人には向いています。

■ 段階の「境目」に注意する

この仕組みは、申し込み時にプランを選ぶのではなく、その月に使った量で自動的に段が決まる形です。3GBを1MBでも超えればその月は2,178円の帯になり、20GBを超えると3,278円の帯になります。そこから先はどれだけ使っても3,278円で頭打ちになる設計です。

気をつけたいのは境目です。ふだんは2GB台で収まっている人でも、月末に動画を少し見ただけで3GBを超えると、その月だけ1,000円ほど上がります。低い段で抑えたい場合は、データ使用量の通知や上限アラートを設定しておくのが確実です。逆に毎月20GBを超えるのが分かっているなら、境目を気にする意味はほとんどありません。

■ 家族割引の扱い

家族向けの割引もあります。公開情報では、家族グループに参加した回線は1回線あたり月110円(税込)が割り引かれるとされています。2025年11月に「最強家族プログラム」から「最強家族割」へ名称が変更されましたが、割引額や条件そのものは従来通りと案内されています。1グループあたり最大20回線まで参加でき、離れて暮らす家族も対象になるとされています。

単純に計算すると、3GB以下の帯であれば月968円ということになります。ただし適用には申し込み手続きが必要で、条件も変わり得ます。金額の細部は必ず公式サイトでご確認ください。

※金額・プラン内容は変更されることがあります。契約前に必ず公式サイトで最新条件をご確認ください。

海外で使えるという点について

2020年に使ってみて一番ありがたかったのは、海外に持って行ってもそのままSMSとデータ通信が使えたことでした。この考え方は現在も引き継がれています。

2026年8月時点で確認できる公開情報では、Rakuten最強プランには毎月2GBまでの海外データ通信が含まれ、別途オプションを申し込む必要はないとされています。対象は100を超える国と地域で、2026年4月時点で107の国と地域という案内が出ています。マレーシア・タイ・台湾・韓国・シンガポールといった、日本からの渡航先として多いエリアは概ね含まれています。

2GBを使い切った場合は速度が制限される形で、自動的に高額な追加請求が発生する仕組みにはなっていないと案内されています。高速通信を続けたい場合は、1GB単位でデータを追加購入できるとされています。

対象国・データ量・追加購入の価格は変更される項目です。ここに書いた内容は2026年8月時点の公開情報を参照したもので、渡航先や契約内容によって実際の扱いが異なる場合があります。渡航前に公式サイトの対象国一覧を確認し、現地でのローミング設定の手順も出発前に押さえておくのが安全です。短期の出張や旅行なら十分な量ですが、現地で仕事に使うなら2GBは足りないと考えておいたほうが無難です。

以下、2020年当時に使ってみた記録

■ 良かったところ

プランが魅力的でした。当時は1年間の利用料が無料で、物理SIMに加えてeSIMも利用できました。iPhone SE2で使いましたが問題なく動作し、海外でもSMS受信とインターネット利用ができたのは大きな利点でした。

端末のキャンペーンもありました。楽天ミニ端末であれば実質無料で入手できるという条件が出ていました(このキャンペーンも現在は終了しています)。

通信速度は快適でした。LTEも問題なく使え、当時は家で使っているWi-Fiより速いと感じる場面もありました。

■ 困ったところ(当時のサポート対応)

一方で、当時つまずいたのはサポートへの問い合わせでした。ポイント還元が期日を過ぎても反映されず、問い合わせをしてもなかなか対応にたどり着けませんでした。

また、既存契約者向けの問い合わせ窓口がWebサイトからはWebサイト上で見つけにくく、アプリを入れないと問い合わせできないようにも見えました。当時案内された、パソコンから問い合わせる手順は以下の通りです。

①「my 楽天モバイル」へログイン

②ログイン後、右上の「三」の中の「サポート」を選択

③「チャット相談をする」を選択

ただ、チャットはとても待ちました。30分経っても音沙汰がなく、1時間後もつながらず、結局返信が入っていたのは8時間後の深夜23時30分。こちらが気づかないうちに応対がクローズされていました。別ウィンドウに移ると勝手にログアウトされてしまう点にも注意が必要でした。

楽天モバイルのチャットサポート画面

これはあくまで2020年、サービス開始からまもない時期の一利用者の体験です。当時は契約者数が急増していた時期にあたり、サポート体制はその後拡充されている可能性が高いと考えられます。現在の対応品質を示すものではありません。

「開始初期のレビュー」の読み方

この記事のように、サービスが始まってまもない時期に書かれた体験談は、ネット上に大量に残っています。検索で上位に出てくることもあります。読むときに気をつけたい点が3つあります。

■ 1. 初期の不満は「体制が追いつく前」のもの

通信サービスは、契約者が一気に増える時期にサポートの待ち時間や電波の穴がもっとも目立ちます。人員も設備も後から追いつく性質のものなので、数年経てば解消していることが少なくありません。当時の不満がそのまま今も残っていると考えるのは、公平ではありません。

■ 2. 初期の「好条件」も同じく残っていない

これは裏返しの話です。1年無料のような開始時のキャンペーンは終わっています。悪い評判だけを割り引くのではなく、良い評判も同じだけ割り引いて読む必要があります。古い記事を根拠に期待値を上げるほうが、実は落差が大きくなります。

■ 3. 日付がなければ画面から時期を推測する

本文に日付が書かれていないレビューもあります。その場合は、掲載されている料金の額や、スクリーンショットに写っているアプリの画面デザインから、おおよその時期が推測できます。書かれた時期が特定できない体験談は、判断材料としては弱いと考えたほうが無難です。

レビューは「いつの話か」を確かめてから読むのが鉄則です。

乗り換えを検討するなら、自分で確認すべき項目

他人の体験談より精度が高いのは、自分の使い方に当てた確認です。どの会社を検討する場合でも、見るべき項目はだいたい共通しています。

  • 生活圏の電波:自宅・職場・通勤経路の3点で確認します。公式のエリアマップは目安であって、建物の中や地下は別の話です。
  • 直近3か月のデータ使用量:今の契約の管理画面で実績を見ます。3GBに収まるのか、20GB帯なのかで印象がまったく変わります。
  • 通話の使い方:専用アプリを経由する通話とそれ以外で条件が違う場合があります。仕事で通話が多い人は特に要確認です。
  • 手持ち端末の対応状況:対応機種の一覧に入っているか、eSIMが使えるか。端末を買い替えないなら最初に見る項目です。
  • 海外に持って行くか:渡航先が対象国か、必要な量が含まれる範囲で足りるか。
  • サポートの窓口:チャット・電話・店舗のどれが使えるか。生活圏に店舗があるかどうかは、想像より効きます。
  • 乗り換え時の手続きと費用:番号を引き継ぐ手順、支払い方法、キャンペーンの適用条件。条件付きのキャンペーンは、条件のほうを先に読みます。

いずれも公式サイトと、今使っている契約の管理画面で確認できる項目ばかりです。レビューを10本読むより、この7項目を自分で埋めるほうが早く結論が出ます。

まとめ

当時の印象を一言でまとめるなら、「料金プランは魅力的だが、サポートには課題があった」というものでした。逆に言えば、無料で試せる条件だったからこそ、多少の不便は許容できる範囲だったとも言えます。

現在は料金体系もサポート体制も当時とは異なります。検討される場合は、この記事ではなく公式サイトの最新条件と、直近のユーザーの声を確認したうえで判断するのが確実です。この記事が役に立つとすれば、料金の判断材料としてではなく、「6年前の記録はここまで当てにならない」という一例としてでしょう。

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