マレーシア人の中でも触れてはいけない話題があるのをご存知ですか?この話題もその一つ、話すときはみな声を潜めて話す内容です。
消えた元モデル美人女性
※ホラーではありません
モンゴル人元モデルの美女が2006年失踪しました。その後クアラルンプールの郊外、シャーアラムで爆発物によって吹き飛ばされた状態で発見されました。生きた状態で爆発物によって殺されたのか、他の現場で殺された後でそうされたのかも詳しくは判明しませんでした。
事件の内容もさることながら、そのいきさつにマレーシア国民は震撼したのでした。
モンゴル人元モデルの美女って何者?その生い立ち
名前をアルタンチュヤ・シャリブというこのモンゴル人女性は、ロシアで育ち、その背景から、ロシア語・中国語・モンゴル語・英語・そしてフランス語を話すことができました。
この言語における特殊な才能が後に彼女に特別な機会を生み、さらに悲劇をもたらすこととなりました。
モンゴルに戻った彼女は歌手と結婚しますが、結婚生活は長く続かなかったようです。モデルとして活動していたとされていますが、一部親族は否定しているようです。
マレーシアとのかかわり
一般の見解によると、このモンゴル人女性は香港の展示場で人生の転機を迎えることとなりました。当時のマレーシア首相から(名前は伏せさせていただきます)マレーシアの国防業務を担当していた人物を紹介されます。
マレーシアは当時フランスから潜水艦の購入を検討していました。ここで彼女の英語・フランス語そして美貌も手伝ってか、彼女はこのマレーシア国防担当人物の翻訳者を務めることとなったのでした。一般には愛人関係であったとされています。その業務を担当する中で彼女は世間一般の人々が知ることのなかった情報を得ることとなりました。
事件の直接原因は何?
実はこのマレーシアの国防担当人物は家族がいました。そのため一説には彼がこのモンゴル人女性との関係を終わらせようとしたようです。
彼のこの動きに対してこの女性は反撃に出たようです。彼女はこのフランスとの取引の間に裏金が発生していることをつかんでいたといわれています。そしてこの件について黙っている代わりに5千万円ほどの金を要求したといわれています。
事件のその後
国防担当官に彼女を紹介した当時の首相は彼女を知っていることを否認しています。当時の新聞記者だったある人はこの当時の首相と彼女との関係について追及しましたが、事件が裁判として取り上げられるとこの話題を取り上げることはなくなり、自身の身の安全が脅かされることを恐れて家族を残してイギリスに亡命しました。
事件の実行犯として当時の警察官2人が逮捕されました。
事件の真相はいまだにわかっていません。
ですから、マレーシア国内で声を大にしてマレーシアの政治批判を行うのは非常に危険が大きいということをご理解ください。
ここに書かれてある内容もあまり触れない方がよいでしょう。メディアの人たちもあえて深くは追及していません。
実際記事として挙げるのも迷いましたが、マレーシアに滞在する皆さんのためにあえて書かせていただきました。
コメント