ついにマレーシアでもファミリーマートがオープンしました。
日本でよく見かけるコンビニとしてはセブンイレブンに次ぐ2つ目のコンビニです。
最もマレーシアには他にも現地コンビニがあります。
マレーシアのコンビニを取り巻く事情
昔ながらの商店街が次第に姿を消していっている日本。マレーシアでもその兆候が少しずつ感じられるようになってきました。
大型ショッピングモールが次々に建設され、そのショッピングモールは少しでも良いテナントを誘致しようと、周辺の商店街にある優良店を破格の条件で引き抜いています。
小さな家族経営の店はなくなっていくのでしょうか。
日本と同様、品質と価格、サービスを両立した店舗が残っていくのでしょう。
そのためより効率的な経営が必要です。効率という面で、コンビニは客が手に取りたいものをすぐに得ることができる、時代に即したものでしょう。
マレーシアではすでにいくつかのコンビニが幅を利かせています。
コンビニの種類
1.セブンイレブン
マレーシア最大手といえるでしょう。街中のどこでも見かけることができます。
2.99 Speed Mart
価格は総じてセブンイレブンより安いです。
酒類に関してはここで買うと他のスーパーマーケットよりもバラ売り価格が安いです。
3.KK Super Mart
99 Speed Martと共に、セブンイレブンを追撃しています。
現状での課題
品揃え
品切れが多発しています。というより何を取り揃えているかを予想するのが難しいです。
何かのブランド指定、例えばパイロットのシャーペンが欲しいなどと考えて店に行ってもほぼ希望のものは買えません。
表示価格
表示価格とレジとの価格が違うこともよくあります。
実際セブンイレブンには
表示価格とレジとの価格が異なる場合は安い方の価格をとります。
との表示があります。価格はしっかり確認してから買わなくてはなりません。
これはTescoなどの大手スーパーでも同じことが言えるのでマレーシアンクオリティーなのでしょう。
トイレ
トイレは基本的に一般には解放されていません。これは実際マレーシアに生活していると一番感じる部分かもしれません。
そうなると緊急時にはガソリンスタンド・商店街のトイレを利用することになるのですが、お世辞にもきれいとは言えません。
使わせていただいてるのですから文句は言えませんが、ときには生命に危険を及ぼす問題です。
生々しい現状は下記事をご覧ください。
ここにきてファミリーマートがマレーシア市場に殴り込んできたわけです。
では既存コンビニとファミリーマートはどのように違うのでしょうか。
ファミリーマートの違い
トイレが使える
まず大きな違いはここです。
使えるだけではありません。きれいです。
まだ現地の人はあまり認識していないかもしれませんが、店舗数が増え、ファミリーマートだけトイレが使えるとなると、マレーシアコンビニ常識に革命が起きるでしょう。
品揃えがすべて日本商品
内部の商品はすべて日本の商品です。おにぎりがあります。カップラーメン、お菓子、そしておでんだってあります。
価格はというと、大体日本の値段か少し高いくらいです。
おにぎりが日本と同じくらいの値段だったのは、現地の工場を利用しているからと推測されます。
正直これはどこまで受けるかわかりません。
一つ言えるのは確実にクアラルンプールでは最近日本商品ブームが起きているということです。
新しくできたStarling Shopping Mallというモールも、内部のテナントの多くは日本商品を取り扱っています。
ちなみに経営者はOne Utama Shopping Mallという超大型ショッピングモールを成功させた敏腕オーナーです。
周辺ではテナント誘致、客の呼び込みに苦労しているショッピングモールが見受けられる中、Starling Shopping MallはOne Utama Shopping Mallと共に成功例と言えるでしょう。
しかしクアラルンプールの所得は上がってきているとはいえ、少し郊外に出ると所得は急に下がります。
その人たちにどれほど受け入れられるか、スターバックスのようにブランド化ができるかがカギとなってくるでしょう。
課題
まだここまでは手が回っていないようです。
まとめ
駅中に引き続き、Uptownと呼ばれるマレーシアにおいては主要エリアと呼ばれるエリアに展開してきました。
実は直近箇所にはセブンイレブン、そして99 Speed Martが店を構えています。激戦区にあえて参入したファミリーマート。
ほとんどすべての商品を日本商品で固め、必要箇所には日本と同基準の現地工場生産商品も取り入れていることなどを見ても、ファミリーマートの本気度合いが伝わってきます。
今のところ新規開店ということもあり、店は混みあっています。
これからどうなっていくのでしょうか。
コンビニ業界だけでなく、他業界の人も、どのように日本ブランドをマレーシアに紹介していくかの参考例となるでしょう。
コメント