近年大学在学中に1年間休学して留学をする人が増えてきました。
本当に実行してしまおうかどうか迷っている方もいるかもしれませんが、メリットしかありません。
是非計画の実行をお勧めします。
後から振り返ってみて、後悔することはきっとないでしょう。
さらに行く時期の設定でその留学メリットを最大化することができます。
留学時期のおすすめはズバリ
3年前期が終わった後
です。
その理由をこれから挙げていきたいと思います。
多くの大学では大学1年から2年前期くらいまでが教養科目で高校と同じような科目を学習します。そして2年後期から3年前期くらいまで専門科目に移るものの、やはり大体みんな同じような専門科目の授業をとります。
ご存知のようにすべてがすべて優しい科目ではありません。また同学年の人たちとの共同プロジェクトもあることでしょう。
つまりクラスメイトとの協力が不可欠なのです。この時期に留学してしまうと帰国・復学後、そのような友人たちが一学年上になってしまうため、協力してくれる友人が新たに集まらず、勉学に支障が出てしまうかもしれません。
そして3年後期から研究室・ゼミの選択が始まり、4年から正式に各研究室に配属になってそれぞれ卒業研究・論文を作っていくことが多いでしょう。
この各研究室に移って、専門性を高めていく前のタイミングがチャンスなのです。
研究室配属前に行くことのメリット【研究室・ゼミ選択時】
1.元々の同級生が先に研究室に行くため研究室の雰囲気を知れる
先生の手伝いが多い研究室なのか、仲の良い研究室なのか、飲み会等の付き合いは多いのか、などの情報を、直接元同級生から聞き出すことができます。
2.元々の同級生がどの分野が得意だったかを把握しているため研究室のレベルを知れる
研究内容のレベルはどうなのかなどの情報を教えてもらえるほか、各同級生のゼミ配属先から、どのゼミがどのような生徒を取りたがっているのか、などのおおよその検討をつけることができます。
3.ゼミ・卒業研究の大変さを直接本人から聞ける(どれほど先生の指導があるかも)
研究室・ゼミによっては手取り足取り担当の先生が手ほどきしてくれるところもあれば、すべて各人の裁量に任されているところもあります。
また各研究室・ゼミによって求められている研究成果・論文クオリティーが異なり、これは直接卒業できるかできないかに直結してきます。ゼミ・研究室によっては留年も辞さないほど厳しいところもあります。
4.研究室の先生の就職あっせん先を聞き出せる(トップシークレット情報のことが多い)
研究室・ゼミ卒業後の進路情報、そして先生たちが持っている推薦先の情報を元同級生に聞くことができます。これはトップシークレットの場合も多いです。
さらに、その中のどの就職推薦先が研究室・ゼミ内で人気で、どのように推薦生徒を決めていくのかという情報も聞くことができます。(まさかのじゃんけんで決めるところもあります。一生を左右するじゃんけんです。大学4年間のトレーニングの成果が問われます)
研究室配属前に行くことのメリット【留学時】
5.学生ということで、いろいろ経験させてもらえる機会が開かれている
日本の○○大学の肩書があるだけで、留学先からのある程度の信用を得ることができます。社会的にある程度の信用されることで、現地の企業内でボランティアやインターンをさせてもらえるチャンスが広がります。
そしてそれらの経験を積むことで、研究室を具体的に決める前に、1年間また違った視点で自分の将来を考えることができ、逆算的に研究室の選定をすることができるでしょう。
研究室配属前に行くことのメリット【就活時】
6.OB・OG訪問で優良情報を得やすくなる
元同級生がOB・OGになっています。
多くの就活生が部活やサークルのつてをたどって、あるいは学校の同窓会名簿を使って、自分の候補である企業にコネクションを作っていく中、留年した結果、すでにそこにはコネクションがある状態です。
通常であればOB・OGがもしかしたら企業の人事とつながっているのではなどと気をもんで、給料、有給休暇の日数、会社の雰囲気などの情報は聞きにくいかもしれません。
しかし1年留学で留年した人は元同級生に聞きにくいことをサクサク聞くことができます。
まとめ
大学在学時に留学することを検討している方は、留年して卒業が1年遅れるという気おくれがあるかもしれません。
しかし留学はこのようにメリットで満ちています。
むしろ薬物・違法活動・犯罪行為に手を染めないかぎりメリットしかないのではないかと思うほどです。
やらないで後悔よりもやって後悔してください。やればきっと後悔しませんから。
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