日本大使館のお知らせがマレーシア国内でちょっとした騒動に

2021年9月13日付で日本大使館から送られてきたお知らせがマレーシア国内で騒ぎを起こしています。

当国において、礼拝場等の人が多く集まる場所への自爆攻撃が発生する可能性が高まっているとの情報があります。
在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、テロに対する警戒を強化し、以下の対応に努めてください。

(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
(3)やむを得ず、テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(※)日本を含む欧米等関連施設、レストラン、ホテル、公共交通機関、市場、観光施設等不特定多数が集まる場所、軍、警察、治安関係施設をはじめとする政府施設や、モスク、教会、寺院等の宗教関係施設等

~大使館お知らせより引用~

この知らせが日本大使館から出たということはいち早くマレーシア国内ニュースで取り上げられ、多くの人が問題視したことから、同日マレーシアの警察が声明を出す展開になりました。

No sign of possible terror attack on Malaysia, says IGP following Japan’s advisory to its citizens in SE Asia
KUALA LUMPUR, Sept 13 — The police have moved to reassure the public that thus far there have been no threats to Malaysi...

 

マレーシアの警察によるとそのような情報はマレーシアには入っておらず、冷静に「misinformation」は避けるようにとの声明を出しています。

 

地元の人たちは

「アフガニスタンから流れ込んだ人たちがいるのか」

「この国はイスラム教国だから大丈夫だ」

「プトラジャヤで起きた事件を忘れたのか」

「宗教をこの問題に持ち込むのはよくない」

「では日本はどこからその情報を仕入れたのか」

などと言っています。

 

いずれにしてもこのご時世です。人が多い場所は避けた方がよさそうですね。

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