マレーシアのオンライン市場は年間20%近く伸びていると言われています。マレーシアのオンライン販売会社としてはLazadaが最も有名ではないでしょうか。
しかしそのような市場も近年急激に変わりつつあります。
これまでマレーシア人は実店舗で実物商品を手に取って確認して購入したいという意向が強いためオンライン市場には適した市場ではないという意見もありました。
近年、Tescoマレーシアなどを始めとする各企業ががオンラインでの販売実績を伸ばしてきており、これまでの一般認識を変えつつあります。
Tescoマレーシアはマレーシアでは主にスーパーマーケットを展開している企業です。およそ2年前からオンライン市場に乗り出し、現在マレーシア国内でのエリアカバー率を50%ほどにまで上げてきています。
その傾向はTescoだけに留まりません。他のスーパーマーケット、Jaya Grocerもオンラインで販売を始めています。この会社のサイトではペタリンジャヤ、スバンジャヤ、クアラルンプール周辺をカバーしており、早ければ2時間後には配達可能な設定になっています。
食品販売店だけでなく日本でもおなじみの服飾店のUNIQLOもオンラインで販売を始めています。
Amazonもいつ上陸するのかと噂されています。
実店舗は近年のショッピングモールの乱立、競争激化、さらには賃料の値上がりにより利益確保が難しくなってきているといいます。
マレーシアはここ数年急激にインターネット環境が改善されてきています。そのため多くの一般家庭でも高速インターネットが手ごろな値段で使えるようになってきました。
休日はエアコンの効いたショッピングモールで過ごすといったスタイルが好きなマレーシア人ですが、これも徐々に変わっていくのかもしれません。
日本でもそうですが、配達業界はこれからますます忙しくなりそうです。
ドライバーが足りず、これからの課題の一つとして挙げられているマレーシアですが、これからどうなっていくのでしょうか。
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