黒ニンニクを自作してみました。とても簡単なのでおすすめです。
黒ニンニクとは
ぱっと見、ニンニクをいぶしたものに見えますが、実はニンニクを発酵させたものです。最近健康目的で食べる方が多いようです。疲労回復やスタミナを付ける効果が期待されます。日本の青森産が品質が高くて有名です。
黒ニンニクの作り方
じつは結構簡単に作ることができます。道の駅とかでも結構売っていますね。作り方も教えてくれます。
- ニンニクを酢につけて1晩置きます。このプロセスで黒ニンニク作成中のにおいを抑えることができます。
- 1晩乾燥させます。
- ニンニクをかごにいれて炊飯器に投入し、保温ボタンを押します。(高温保温にしました)
- ニンニクの上に乾燥防止のガーゼ等を掛けます。
- 1日に一回混ぜます。このプロセスでニンニクの発酵をまんべんなく進ませることができます。
- 10日~14日すると発酵が完了し黒ニンニクができます。
- 1晩乾燥させます。
- 長期保存したい場合は、冷蔵庫か冷凍庫に入れて保存してください。
黒ニンニクを自分で作る際のメリット
- 自作すると安いです。生のニンニクを購入して自分で作ると黒ニンニクを買う場合に比べて1/4の価格で作ることができます。
- 自分で作っても品質は変わりません。市場に出回っている黒ニンニクの販売価格が高いのは、黒ニンニクがあまり一度に量が作れない、さらに作成に時間がかかるからだと思います。
- 作り方は炊飯器に入れて保温、1日1回混ぜるだけなのでとても簡単です。
- 炊飯器の電気代もそれほどかかりません。
黒ニンニクを自分で作る際のデメリット
- 10日から14日かかるので、思い立ったらすぐに食べるということができません。
- 作成中にニンニクの匂いが結構立ち込めます。
- 炊飯器にニンニクの匂いが残ります。
黒ニンニクを実際に作成してみて気づいたこと
実際に作ってみるといくつか気づいた点がありました。改善点もあります。
- 7日くらいから急に黒ニンニクの匂いと質感が変わってきます。
- 黒ニンニクになると生のニンニクと比べるとサイズが縮むため、購入する生ニンニクのサイズは小粒ではなくて大きいものを良いと思います。小さいのを購入すると黒ニンニクにしたとき、食べるのが大変です。
- ニンニク丸々黒ニンニクにすると見た目はよいですが、炊飯器の中でスペースをとるので一粒ずつばらしてやるともっと量を作れます。
- 焦げを防ぐためニンニクを炊飯器に入れる際はかごを使用しました。竹籠を使用する人もいるが、ステンレス製の水切り籠でも代用可能です。鉄製だと錆びます。
- ニンニク乾燥を避けるためにガーゼを使用している人もいるが、それほどいらないかもしれません。7日ほどはニンニクから水分が出ます。それ以降ニンニクが少しづつ乾燥してきますが、様子を見て水を少しかごの下に注げば問題ありません。作成したときは水なしでも問題ありませんでした。
- 炊飯器の中での発行日数は14日とありますが10日でも十分でした。作る期間が短いとそれだけ作成プロセスを短縮化でき、さらに黒ニンニクのバッチを作ることができます。
- 黒ニンニクの保存期間は常温で1か月、冷蔵で半年、冷凍で1年です。
- においが気になる場合は酢に1日漬けて乾燥させます。作成は夏にまとめてやるのが良いかもしれません。冬だとにおいが室内にこもってきついと思う人もいるかもしれないです。夏だと窓を開けて換気することができます。
- 写真だと乾燥前の黒ニンニクのため湿っていますが、1晩乾かすことで皮がパリッとして剥きやすくなります。
まとめ
手軽にできるので自分で作ってみてもよいと思いました。ニンニクの色がだんだん変わっていくのを見るのは楽しいですし気分転換になります。メルカリで販売する方も多いですが、販売する際には許認可がいるので気をつけてください。
ちなみに黒ニンニクはマレーシアでも売られているようです。ただローカルはニンニクそのものを食べるという使い方はしないとのことでした。どうせ作るなら安心安全の国内産を!中国製は安いですけどね
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