北朝鮮のプリペイドSIMカードプロバイダ
北朝鮮は外貨獲得のために、外国人観光客を対象としたプリペイドSimの販売を開始しています。
北朝鮮の主なプロバイダは次の2社です。
北朝鮮のプリペイドSIMカード (Koryolink編)
Koryolink 平壌とその周辺を主にカバーしており、外国人向けのプリペイドSimの販売も行っています。 エジプト企業のOrascom Telecom MediaとTechnology Holding、北朝鮮国営のKorea Posts、...
- Kangsung Net
外国人観光客を対象としたものはKoryolinkからのみ販売されています。
情報端末の持ち込み
2013年以前は外国人が北朝鮮国内に携帯電話等の情報端末を持ち込むことは許可されていませんでした。
近年その状況が変わり、携帯電話の所持を当局に申告すれば北朝鮮国内に携帯電話を持ち込めるようになりました。
外国人が購入するプリペイドSimは、海外に対しては通話が行えますが、北朝鮮国民に対しては通話できない設定となっています。
北朝鮮国民が海外に国際電話をかけることやインターネットに接続することは許可されていません。
北朝鮮国内で国際ローミングを行うことはできません。
インターネット規制
北朝鮮のインターネット規制はエリトリアに続いて世界で2番目に厳しいものとなっています。
主に北朝鮮の高官のみインターネットに自由にアクセスすることが許されている状況です。
他の許可を受けた大学研究機関、研究施設、許可を受けた個人は、北朝鮮が運営する「Kwangmyong」と呼ばれるインターネットにアクセスできます。
「Kwangmyong」は国によりフィルターをかけられた情報のみにアクセスすることができます。
VPNなどを利用してこの規制システムをかいくぐろうとする者には厳しい処罰が行われることになっています。
他方、外国人に対するインターネット規制はそれほど厳しくありません。
中国では閲覧することのできないGoogleやFacebook、Twitterなどは、北朝鮮では普通に閲覧することができます。インスタグラムとYouTubeは近年アクセスができなくなりました。
周波数帯/バンド
3G: 2100MHz
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