はじめに
マレー語は世界で一番簡単な言語といいます。カタカナ読みのアルファベット使用。多くの英語由来の単語に加えて文法もとてもシンプルです。基本的な会話は3か月、6か月もすればかなりの会話ができるようになるといいます。
英語のしゃべれないローカルと会話でき友達が増えます。店ではディスカウントをしてもらえたりします。英語が全く通じない田舎の地域に行くこともできます。役所対応なども自分で行うことができます。本当のマレーシアが見れるのです。インドネシアに行っても70%ほどの会話は成立します。その先に見えるのはマレー語・インドネシア語圏に属する2億人以上の友達です。
もはやメリットしか見当たりません。
その割にマレーシアにいる日本人たちの間でマレー語を喋れる人にに会うのが少ないのです。
実際にどれほど簡単か。本当に3か月でできるようになるのか。
実際にやってみます。各回2時間と区切って勉強します。細かいことは少しずつ後で補足して少しでも早く会話ができるようになる作戦です。
マレー語の文法はとても簡単です。
一部の人たちはマレー語には文法がないとまで言うくらいです。
現在形
現在形は次の単語を文の中に入れることによって区別します。
sekarang: now: 今
sedang:~ing: ~している
例文)
- Kita pergi sekarang.
- I am going now.
- 私は今行っています。
- Sekarang kita belajar.
- We are studying now.
- 私たちは今勉強しています。
- Kita sedang makan.
- We are eating now.
- 私たちは今食べています。
- Kita sedang belajar.
- We are studying.
- 私たちは今勉強しています。
未来形
未来形は次の単語を文の中に入れることによって区別します。
akan: will: ~でしょう
mau: want: ~したい
hendak: want: ~したい
nanti: later: 後で
nantiとhendakは同じ意味です。
例文)
- Saya akan buat.
- I will do.
- わたしはします。
- Mereka akan berjaya.
- They will succeed.
- 彼らは成功するでしょう。
- Saya mau makan.
- I want to eat.
- 私は食べたいです。
- Saya hendak makan.
- I want to eat.
- 私は食べたいです。
- Anjin itu mau lari.
- That dog wants to run.
- あの犬は走りたいです。
- Nanti saya makan.
- I will eat later.
- 私は後で食べます。
- Nanti saya datang kelas itu.
- I will go to the class later.
- 私は後でクラスに行きます。
過去形
過去形は次の単語を文の中に入れることによって区別します。
sudah: done: 済んだ
semalam: last night: 昨夜
kelamarin: yesterday: 昨日
tadi: just now: ちょうど今
waktu: at that time: その時間
pernah: done (long time ago): 済んだ(遠い昔)
※semalamはマレーシアの東海岸では昨日を表す言葉としてもつかわれているため、マレーシア人同士が話しても若干の混乱が生じます。(マレー人による説明)
例文)
- Semalam saya pergi ke kelab.
- I went to club last night.
- 私は昨夜クラブに行きました。
- Kelmarin saya belajar Bahasa Malayu.
- I studied Malay last night.
- 私は昨日マレー語を勉強しました。
- Waktu itu, saya makan.
- At that time, I ate.
- その時私は食べました。
- Tadi makan.
- I just ate.
- ちょうど食べたところです。
- Saya sudah pergi ke kelas.
- I went to the class.
- 私はクラスに行きました。
否定形
否定形は次の単語を文の中に入れることによって区別します。
tidak: no
bukan: not
belum: not yet
jangan: don’t
英語の方がわかりやすいので英語訳のみです。
例文)
- Hotel itu tidak bagus.
- That hotel is not good.
- あのホテルはよくない。
- Saya tidak pergi ke kelas itu.
- I don’t go to that class.
- 私はあのクラスにはいかない。
- Bukan ini tapi itu.
- Not this but that (one).
- これではなくてそれです。
- Saya belum tidur.
- I havn’t slept.
- 私はまだ寝ていない。
- Jangan buat.
- Don’t do.
- してはいけない。
まとめ
基本的に英語のように多数の変化は生じず、1単語を文中に組み込むことによって時制を判断します。
他は何も変わりません。
驚くほど簡単な文法だね。マレー語の長所がわかったでしょ?
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