【体験談】マレーシアのコンドミニアムで荷物盗難が続発|パソコンが盗まれ、犯人が特定されるまで

マレーシアのコンドミニアムはセキュリティがしっかりしているイメージがありますが、人が集まる場所ゆえのトラブルも起こります。

実は最近、とあるコンドミニアムで「置かれている荷物が持ち去られる」という事件が頻発していました。そして先日、ついに開いた状態の荷物から「パソコン」が盗まれるという決定的な事件が発生し、ようやく犯人が特定されました。

個人が特定できる情報(氏名・部屋番号・コンドミニアム名)は伏せたうえで、事の顛末がなかなか生々しかったので、備忘録も兼ねてシェアします。あわせて、マレーシアのコンドミニアムで荷物を安全に受け取るための一般的な対策も紹介します。

事件の経緯

事件が起きたのは、セキュリティガードの詰め所のすぐ近く。被害に遭ったパソコンの荷物が持ち去られた後、すぐにCCTV(防犯カメラ)の映像が確認されました。

そこに映っていたのは外部からの侵入者ではなく、なんとそのコンドミニアムに住む住人。ガードも顔と住んでいる部屋を把握していたため、犯人はあっさりと特定されました。

■証拠を突きつけられても「やっていない」

しかし、ここからが厄介でした。警察とセキュリティガードが連れ立って部屋を訪問した際、CCTVという決定的な証拠があるにもかかわらず、本人は「やっていない」と完全にシラを切ったのです。

そこで警察とセキュリティ側は、次のような現実的な交渉を持ちかけました。

「今ここで協力する(認める)なら、この件は穏便に済ませる。でも、このまま協力しないなら、警察の事件としてさらに大きくし、コンドミニアム内でも公表する措置をとる」

この「公表」という具体的なリスクを突きつけられた瞬間、態度は一変。あっさりと窃盗を認めました。以前から起きていた連続持ち去り事件も、おそらく同一人物の仕業だったのでしょう。

■盗まれたパソコンの隠し場所

さらに驚いたのは、盗まれたパソコンの隠し場所です。荷物は当該住戸からは出てきませんでした。部屋の中を捜索されるのを警戒したのか、コンドミニアムの駐車場に停めてある「自身の車のトランクの中」にパソコンを隠していたのです。妙に計画的で、人間の心理のリアルを感じる結末でした。

今回、犯行現場となったのはガードの詰め所の近くでしたが、おそらくガードの意識が向きにくいタイミングが狙われたのだと思います。何はともあれ、パソコンが無事に見つかって良かったです。

①この事件からわかること

コンドミニアム内はセキュリティガードやCCTVがある分「安全」という印象を持ちやすいですが、住人自身が加害者になるケースもあります。共用部やロビーに荷物を長時間放置すると、外部侵入者だけでなく、同じ建物に住む人物によるリスクも無視できません。

マレーシアのコンドミニアムで荷物を安全に受け取る対策

マレーシアでは配達員が住戸まで来られないケースも多く、ロビーやガードハウスに荷物を預けたまま長時間放置されがちです。これが荷物紛失・盗難の温床になりやすいと言われています。逆に言えば、受け取り方を工夫するだけでリスクの多くは減らせます。

①受け取りのタイミングをずらさない

荷物が届いた通知を受けたら、できるだけ早く受け取りに行くのが基本です。開封済み・持ち出しやすい状態のまま長時間放置しないことが、今回のような事件の予防につながります。

②高額な荷物は住戸への配達や宅配ロッカーを使う

パソコンなど高額な荷物は、可能であれば住戸までの配達を指定するか、コンドミニアムに宅配ロッカーが設置されている場合はそちらを利用するのが安全です。共用スペースに置きっぱなしにする時間を最小限にできます。

③CCTVの設置場所を把握しておく

今回の事件でも、CCTVの映像が決定的な証拠になりました。荷物置き場やロビー周辺にカメラが向いているかを事前に把握しておくと、万が一トラブルが起きた際の解決が早くなります。

④トラブルが起きたときはガード・管理事務所に早めに相談する

今回の事件でも、被害を確認してすぐにCCTV映像を確認できたことが早期解決につながりました。荷物がなくなったと気づいたら、時間を置かずにセキュリティガードやマネジメントオフィスへ相談するのが基本です。時間が経つほどCCTVの映像が上書きされて確認できなくなるリスクもあるため、早い相談が結果的に一番の近道になります。

マレーシアのコンドミニアムはユニットごとの施錠や出入り管理はしっかりしている一方、共用部に置かれた荷物の管理は住人側の意識に委ねられている部分が大きいのが実情です。ガードやCCTVがあるからといって完全に安心できるわけではなく、貴重品は共用部に長く置かない、届いたらすぐ受け取る、といった基本的な自衛策の積み重ねが被害を防ぐ一番の近道だと言えます。

コンドミニアムの「セキュリティが万全」という安心感に頼りすぎず、荷物は自衛で守るのが鉄則です。

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