スピードカメラのフラッシュが光った、信号が微妙なタイミングで交差点を通過してしまった——そんな心当たりがあると、罰金(サマン/saman)が来ていないか気になるものです。中古車を購入する際に、前オーナーの未払い罰金が残っていないか確認したいというケースも多いでしょう。ここではマレーシアで交通違反の罰金有無を確認する方法をまとめます。
方法1: SMSで確認(従来からの方法)
32728宛てに、以下の書式でSMSを送信します。
POLIS SAMAN 【調べたい車のナンバー】
例: POLIS SAMAN WXY1234Z
未払いの罰金がなければその旨の返信が、ある場合は金額を含む案内が数秒〜数分で届きます。ただしSMSサービスは通信キャリアや案内内容が変更されることがあるため、最新の送信先番号は事前に検索で確認することをおすすめします。
方法2: MyJPJアプリ・Semakan Samanで確認(現在推奨される方法)
近年はマレーシア陸運局(JPJ)の公式アプリ「MyJPJ」や、警察のオンライン照会サービス「Semakan Saman」を使う方法が一般的になっています。車両登録番号(ナンバープレート)とIC番号(身分証番号)を入力するだけで、JPJ・PDRM(警察)双方の未払い罰金をまとめて確認できます。アプリはGoogle Play・App Storeからダウンロード可能です。
照会の頻度とタイミング
特に自分名義の車を所有している場合は、半年〜1年に一度は罰金照会をしておくと安心です。ロードタックス(自動車税)の更新時期や運転免許の更新時期に合わせて確認する習慣をつけている人も多く、更新手続きの直前に慌てて確認して未払いが発覚するよりも、日頃から定期的にチェックしておく方がトラブルを避けやすいです。
罰金が見つかった場合
罰金が確認できた場合、早期に支払うと割引が適用されることがあります(支払い期限内であれば減額されるケースが一般的です)。支払いはJPJ/警察のオンラインシステム、指定銀行、またはPOS Malaysia等の窓口から可能です。放置すると自動車の運転免許更新やロードタックス更新時にブロックされることがあるため、早めの確認・精算をおすすめします。
中古車購入時の注意
よくある違反の種類
マレーシアで一般的な交通違反には、スピード違反、信号無視、駐車違反、シートベルト不着用、携帯電話使用運転などがあります。近年は主要高速道路や交差点にAWAS(スピード警告)カメラやAES(自動速度違反取締システム)が設置されている区間が増えており、知らないうちに違反記録が蓄積しているケースも珍しくありません。定期的に照会しておく習慣をつけておくと安心です。
外国人・駐在員が気をつけたいポイント
マレーシアで運転する外国人・駐在員の方は、レンタカーやリース車両を利用することも多いですが、契約者(会社名義)宛てに罰金通知が来て気づかないまま滞納が続くケースもあります。会社契約の車両であっても、定期的に自分自身のIC番号・パスポート番号で照会をかけておくと、思わぬトラブルを未然に防げます。ビザ更新や出国時に未払い罰金が発覚すると手続きが滞ることもあるため、特に長期滞在者は注意が必要です。
中古車を購入する際は、契約前に必ず現在の登録番号で罰金照会を行い、未払いがあれば売買契約の中でどちらが精算するかを明確にしておきましょう。名義変更(JPJでのオーナーシップ移転)前に前オーナーの罰金が残っていると、後々のトラブルの原因になります。可能であれば売買契約書に「罰金は名義変更日以前は売主負担、以降は買主負担」といった一文を明記しておくと、後日の認識違いを防げます。
まとめ
マレーシアでの交通違反罰金の確認は、従来のSMS照会に加えて、現在はMyJPJアプリやSemakan Samanといったオンラインサービスを使うのが主流になっています。中古車購入時、レンタカー利用時、そして自分名義の車を所有している場合のいずれも、定期的な照会を習慣にしておくことで、思わぬトラブルや出国・免許更新時のブロックを防ぐことができます。手順自体はシンプルなので、心当たりがある方は早めに確認しておきましょう。



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