マレーシア人もなかなか知らない珍味。
知り合いの中華系マレーシア人に勧められて食べました。裏庭で収穫したようです。
まずいと言われるものはいろいろ試してきましたが、これは今までの珍味歴のトップに入ります。
見た目は羽が付いていてイチョウの種のように見えます。
黒色をした殻をむいて、中の白い部分を食べるのです。
気になるお味は。
激苦ッ!!
そして驚くことにその後、
激甘ッ!!!!
そう、口に入れている間に味が変わっていくのです。
その苦さは正露丸をそのまま食べるのといい勝負といったところでしょうか。
吐き気がするほど苦いです。
そして当然水が飲みたくなりますね。
飲んでみてください。
激甘地獄がやってまいります。
砂糖より甘いです。
甘さ的には砂糖シロップの強いバージョンの甘さです。
ローカルに聞いても何という食べ物を食べたのか判らなかったので調べてみました。
こういうときのGoogleです。
正体は
というものです。
モリンガの種の正体は?
アジア・アフリカの亜熱帯地域で取れるものです。木にインゲンに似た、それより何倍か大きなバージョンの実がなり、その中の種子の部分がこのモリンガの種です。
食用にされてきた歴史は意外に長いようで4,000年という説もあります。
モリンガの種の効用
抗酸化作用、炎症抑制、コレステロールを抑える働きがあります。またビタミンCがオレンジの4倍、ビタミンAがニンジンの4倍、カルシウムがコップ一杯の牛乳の4倍、カリウムがバナナの3倍、そしてプロテインがヨーグルトの2倍含まれています。また鉄分も豊富に含まれています。
そのほかにもエネルギー促進効果、快眠効果、血圧を抑える効果、血糖値抑制効果、髪質改善、美肌効果があるようです。
その葉も現地では薬用に使われてきました。大腸がんに効くとも言われています。
モリンガの種を食べるときの注意点
空腹時には食べないこと
吐き気を及ぼします。
食べるときは皮をむくこと
授乳中の人や妊娠中の人は食べないこと
食物繊維とビタミンが凝縮された食材であるため、授乳中の人や妊婦は食べないことが推奨されています。
しかし逆に精力増強・細胞分裂活性化の作用があるため妊娠を考えている方には効果的なようです。
まとめ
効力を見てみるともはや食事として食べるものではなさそうです。
完全に漢方の世界ですね。
空腹時に食べることはしない方が良いようです。次の日にはおなかを壊しました。
ローカルの方はナッツのように食べると言っていたのにも驚きました。
貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
でももう二度と食べれないと思います。。
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