VR・3Dモデルを無料で作成することはできるのか?実際にやってみた

無料でコストをかけずに建築、不動産プレゼンテーションVR・3Dモデルを作成するにはどうすればよいのでしょうか。ある程度の投資をできる規模の建築会社、ゼネコン、不動産会社はVRが身近になって生きていますが、中小企業でVRを導入コストを抑えて作成することはできるのでしょうか。

 

結論から言うとすでに必要スペックを満たすパソコンをお持ちの方であればできます。

 

 

では何が必要なのか具体的に見てみましょう。

 

必要なもの

パソコン

実際にVR作成に使用するパソコンのスペックはどのようなものが求められるのでしょうか?

例としてメーカー機器のホームページを参照すると以下のようなスペックとなります。

推奨スペック(Oculus Rift Sを使用する場合)

グラフィックカード
NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上

代替可能なグラフィックカード
NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 290以上

CPU
Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上

メモリ
8GB以上のRAM

ビデオ出力
DisplayPortTM 1.2 / miniDisplayPort (アダプター同梱)

USBポート
USB 3.0ポート1つ

OS
Windows 10

 

oculusサイト:https://www.oculus.com より参照

実際に作業を始めてみると後述のUnreal Engineを動かすこともあり以下のスペックが必要になると感じました。

グラフィックカード重要

上記グラフィックカードは最低基準であり、もっと良いスペックでもよいかもしれません。

メモリは16GBあったほうが良い
SSDストーレージが良い。最低500GBほど

またHDDでは読み込みが遅く感じることがあるので、SSDの方がよいです。

CPUはi5でOK

現在私が使用しているCPUはi7 9th generationですが、i5でもよいというご意見もあります。

上記スペックパソコンを新規で買うと15万ほどしますが、すでに建築業界で作業されている方はそのようなパソコンをお持ちかもしれません。

 

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)

仮想空間を360度見渡せるようになり内部空間を歩いたりできるようになります。

図 こんなものがあります。

  • Oculusシリーズ
  • Gear VR
  • Google Cardboard
  • HTC Vive
  • PlayStationVR

Oculusシリーズがヘッドマウントディスプレイの中では人気のようです。

種類は新旧合わせて以下のようになっています。

Oculus Go

Oculus機種の中で一番安く購入できます。Oculus Go用のコントローラーは片手のみ

  • 32GB:¥19,300~
  • 64GB:¥25,700~

Oculus Rift(Oculus Rift S:Oculus Rift 改良版となる新型デバイス)

コントローラー両手2機、高品質なVR体験

49,800円~(+ 必要スペックを満たしたパソコンが必要です。)

Oculus Quest

コントローラー両手2機、完全ワイヤレス

64GB:49,800円~
128GB:62,800円~

 

Oculusシリーズの中でも人気なのは「Oculus Rift」です。

Oculus Questと異なる点はパソコンへ接続することで使用できる点です。Oculus QuestとOculus Goはパソコンが不要です。しかしパソコンと比べて処理性能が劣ってしまいます。

Oculus Riftの方が開発楽?

※わたしはまだ使用しておりません。良いものがあれば教えてください。

ゲームエンジン

ゲームエンジンにはUnityとUnreal Engine4が主に使われています。

Datasmithというプラグインを使用することによってRhinoceros(有料)や3ds Max(有料)、Sketchup(無料!)から3Dモデルがインポートができます。

Unreal Engine

建築・不動産界ではコーディングができる人は多くはないかと思います。BluePrint(ブループリント)コードを描く必要性が少ない、レンダリングが早くてきれいで簡単というメリットから建築・不動産業界ではUnreal Engine4が人気です。

ダウンロード方法

まずはUnreal Engineサイトにアクセスします。

Unreal Engine 4をダウンロードするとき2種類のライセンスが表示されます。ライセンスの違いってなに?と思われるかもしれませんが、Unreal Engine商品で4半期でUSD3000以上稼ぐのでなければ関係ありません。すぐにダウンロードできるパブリシングライセンスを取りましょう。

  • Unreal Engine End User License Agreement for Publishing(パブリッシング向けエンドユーザーライセンス契約): このライセンスは、使用は無料、ゲームもしくはその他のインタラクティプロダクトをリリースしマネタイズした場合、そのプロダクトからの暦四半期ごとに粗収入のうち 3,000 米ドルを超える部分にロイヤリティとして5%の支払いが発生します。
  • Unreal Engine End User License Agreement for Creators(クリエイター向けエンドユーザーライセンス契約): このライセンスは、使用は無料、100% ロイヤリティフリーです。内部向け、もしくは、無料プロジェクトを作成すること、リニアコンテンツやクライアント向けのカスタムプロジェクトの開発が可能ですが、ゲームやその他提供物のパブリッシングを行うことはできません。

Unreal Engineサイト:https://www.unrealengine.com より参照

 

ここをクリックするとEpic Games Launcherがダウンロードできます。Epic Games Launcherを開いたら赤丸部分「ダウンロード」をクリックするといよいよUnreal Engine がダウンロードできます。

時間かかります。1時間くらいかかります。

 

Twinmotion

2019年11月までの期間限定ダウンロードとのことですが、それ以降もダウンロードしたバージョンは使用可能です。

↑現在有料になりました。Twinmotion 2020 US$189

体験版は出力2kまでですが無期限無料です。ただし商用利用禁止です。

 

Unreal EngineとTwinmotionどちらがよいかと疑問に思いましたがどちらもよいものできるとのことです。Twinmotionは下の動画のように誰が使っても同じようなクオリティになるように設定されています。

 

対してUnreal Engineは拡張性が高いツールになっています。

 

 

マーケットプレイスのアセット販売所

Sketchupでいうところの3D Warehouseです。これをうまく利用することにより労力を省き驚くような見た目のモデルを作成することが可能になります。

おすすめアセットは以下のものです。Unreal Engineでは各月キャンペーンで異なるアセットが無料になったり大幅セールになっています。使用しそうなものがあればとりあえずダウンロードしておくのも良いかと思います。

  • Advanced Glass Material Pack:ガラスのアセット 無料
  • Landscape Backgrounds:山の背景など 無料
  • Houseplant Pack – Interior and Exterior Plants:有料
  • Procedural Nature Pack Vol.1:芝、水などのアセット 無料
  • Forest Trees Plants and Grass:有料

 

まとめ

実際に3Dモデル空間の中を歩き回るためにはヘッドマウントディスプレイを購入する必要がありますが、Unreal Engineを起動してカーソル使用で中を歩き回るような体験をパソコン上で行う場合は無料で行える可能性があります。プレゼンテーションの選択肢としては十分あり得るかと思います。

 

※この記事は管理人が調査、忘備録として作成したものです。修正が必要な場合はご連絡いただけますととても助けになります。

 

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